沖縄・西表島滞在記(2)
 平成20年10月24日〜12月24日


【10月24日】
  カヌーで上流まで写真撮影(2回目)

カヌー置き場から出発してすぐ上流の干潟に寄り、ミナミコメツキガニに挨拶。




ミナミコメツキガニは別名「兵隊ガニ」とも呼ばれ、集団で移動する様が兵隊の行進
のようです。縦にも横にも歩けるちょっと見SF映画の怪獣のような面相で愛嬌があ
ります。捕まえる時はいっぱいいる所に走っていって、潜り掛けのを砂ごとすくいま
す。干潮前後の短い間しか大群を見ることができないので、大群を見れた人は幸運!

このミナミコメツキガ二は人の気配を感じると砂にあっという間に廻りながら潜る。




イソシギ/イソシギ/ヘラサギ



シラサギに混じって、ヘラサギがいました。ムラサギサギもいたのですが、非常に神
経質な鳥で、すぐに飛び去ってしまうのでカメラを構える隙もなかった。(残念!)


チュウシャクシギ/アオアシシギ/カンムリワシ



カンムリワシは私から2m程離れた枝にとまっていて、カメラのピントを合わせる余
裕もなく、距離をとろうとしたら飛んでいってしまった。又今度会えるといいな。


中州先の干潟でしばしシオマネキを観察。最初は穴に入っているが、5分ほど動かず
にいると穴からジッと様子を見ていて、安全だとわかると外に出てくるんです。
カニたちは土の中の葉や昆虫の死骸をバクテリアが分解したデトライタスという有機
物を食べています。マングローブの森が沢山の生物の命を守っているわけですね。


オキナワハクセンシオマネキ/?シオマネキ




ヒメシオマネキ(オス)/ヒメシオマネキ(メス)




倒れたマングローブの根/サガリバナ/マングローブの木に掛かったロープ



土地に栄養が少ないのでマングローブの根は深く入らず、横に広がっている。

台風の時、遊覧船や漁船は支流に係留してマングローブを風除けにする。


ヤエヤマヒルギの胎生種子/オヒルギの胎生種子




ようやく胎生種子が出来はじめてきました。ヤエヤマヒルギの胎生種子は見つけにく
く、これから鉛筆状にのびるのかな?メヒルギを捜したのですが、わからなかった。


第3支流に入り、一番奥まで探検。更に細流に入って、日陰で休憩。妙に人懐こいカ
ラス(オサハシブトガラス)がすぐ側まで来たので、カロリーメイトで餌付け。
同じカラスなのに、本土のカラスと違って、可愛い鳥といった感じ。飼いたいなぁ。




【11月24日】
  自転車で木道及び豊原先の浜で写真撮影

自転車で展望台への道途中の樹木園から木道へ。その後、豊原先の浜へ


木道のオヒルギ林/オヒルギの胎生種子/オヒルギの花のつぼみ



胎生種子は熟すと水面に落ち、流されて泥のカニ穴等に刺さり、木になる。


ミナミトビハゼ(トントンミー)/花(?)




リュウキュウアサギマダラ/タイワンキチョウ/チリメンナガボソウ




豊原への途中、道路脇の電柱にカンムリワシ(特別天然記念動物)が。




浜の近くで木に蝶の集団が群れていた。




仕事の休みにピザが食べたくなると行く豊原の「カランコエ」




【12月19〜21日】
  与那国島へ

12月19日石垣空港10:20発(遅れて10:40発に)与那国空港まで30
分程与那国空港から2日間お世話になる久部良の民宿へ迎えの車で行き、
レンタバイク屋に連絡して、迎えに来てもらい、祖納のレンタバイク屋へ。
230ccのバイクを借りて、与那国島観光。海岸沿いに走ったら、墓地だらけの丘に。

浦野墓地群/墓地群と借りたバイク




Dr.コトーのテーマソングが流れる時に自転車で走る海岸沿いに走り、東崎近くへ。
風車が見え、丘に牛が点々といた。

風車と牛




東崎の遊歩道の周りの草地には与那国馬




東崎から5分ほど走った展望台から荒々しい海岸に立神岩




海岸線から離れ、電波アンテナの立つ宇良部岳への細い上り坂を駆け上がる。
途中に蝶々が群れている場所があり、しばし休憩。

マダラ系の蝶だが、図鑑を見ても名前を確定できず。(台湾からの迷蝶?)




宇良部岳山頂はNTTの中継所になっていて立ち入り禁止なのでUターン。
テレビドラマ「Dr.コトー診療所」のオープンセットのある比川へ。




比川の小学校校庭で開花式をやっていた。生徒よりも先生のほうが多い?




バイクを快調に飛ばして西崎へ。

展望台および灯台/展望台内部の床に書かれた地図/日本最西端の地石碑




西崎から見た久部良港




久部良港を通り過ぎ、西崎反対側の丘へ。

日本最後の夕日が見える丘/久部良バリ



久部良バリとは?
幅3〜5mの岩の裂け目は、人頭税に悩まされた与那国島の非惨な歴史を
伝える地である。今から200年ほど昔、人減らしのために村の妊婦を集
め、ここを飛ばせた。うまく飛び越えても大きな衝撃のため流産はまぬが
れず、また転落死する者もあったという。

20日午前は体験ダイビング。初めてボンベを背負って15mの海底へ。
沢山の魚に囲まれて楽しいダイビングだった。インストラクターがマン
ツーマンで直ぐそばにいるので、安心して潜れた。

乗ったダイビング船




午後は港周辺をブラブラ散歩。

日本最西端の信号/日本最西端の店/日本最西端の中学校




タテハモドキ(蝶)/久部良港のモニュメント/西崎とススキ




中学校校庭に与那国馬が放牧されていた。




時間があったので、釣具屋で釣竿を借りて港内で魚釣り。小さい針なので
小物が直ぐに釣れ、大物らしい引きで針を取られたので、近くで釣ってい
た小学生から針を買い、釣り再開。30cm程のが2匹、そのままリリース。


【12月24日】
  24日の日の出

年賀状用の日の出写真を写すために寮より歩いて3分ほどの橋のたもとへ。
黒島からの日の出なので、海面からの日の出にならないがマアマアの日の出




【12月27・28日】日の出

12月27日、寮より歩いて3分ほどの何時もの橋のたもとへ。




12月28日、日の出前と日の出